NHKスペシャル「黒い雨~活かされなかった被爆者調査~」
2012年8月6日(月)20時00分~20時50分 NHK総合1・大阪
《番組内容》
去年の暮れ、広島・長崎の1万3000人が黒い雨にあっていたというデータの存在が、突然明らかになった。データは、なぜ眠ったままになっていたのか。調査の過程を追っていくと、黒い雨の調査の知られざる事実が明らかになってきた。被爆から67年、被爆者追跡調査の真相に迫る。
(yahooテレビ)
『封印された原爆報告書』
アメリカ国立公文書館のGHQ機密資料の中に、181冊、1万ページに及ぶ原爆被害の調査報告書が眠っていました。当時、子供たちが学校のどこで、どのように亡くなったのか詳しく調べたものが見つかりました。
200人を超す被爆者を解剖し、放射線による影響を分析したもの…。いずれも原爆被害の実態を生々しく伝える内容だそうです。
報告書をまとめたのは、総勢1300人に上る日本の調査団で、国を代表する医師や科学者らが参加したそうです。
調査は、終戦直後から2年間にわたって行われましたが、その結果はすべて、原爆の“効果”を知りたがっていたアメリカへと渡されていたのです。
なぜ貴重な資料が、被爆者のために活かされることなく、長年封印されていたのでしょうか?
NHKで初めて181冊の報告書すべてを入手し、調査にあたった関係者などへの取材から、その背後にある日米の知られざる思惑が浮かび上がってきたのです。
そして原爆投下は、事前に分かっていたという話もありました。